外壁塗装の決め手は施工にあり~今度こそ失敗しない業者選びのコツ~

わずか3年で剥がれが発生!加工不良によるトラブル

家の中でも外壁は常にダメージを受けている場所です。365日、紫外線や雨などにさらされており、時間とともに劣化が進んでいきます。そこで多くの人に利用されているのが、外壁塗装なのです。外壁を塗装することで、外壁そのもののひび割れや、藻、カビの発生を予防することが可能です。残念ながら、効果は一生続くわけではないですが、中には2~3年という短い期間で剥がれてしまうケースがあります。それは単なる寿命ではなく、施工不良である可能性があるので注意が必要となります。

外壁塗装が剥がれる原因

剥がれの原因のほとんどは「施工不良」

下塗り材の選択を間違っている

外壁塗装には下塗り材を塗る作業があります。塗料を密着させるために必要な工程となっており、外壁や屋根の劣化の状態に合わせて適した種類を使用します。劣化具合を見極めずに下塗り材を塗ってしまうと、塗料が定着せずに剥がれの原因となります。外壁塗装直後はキレイな仕上がりでも、時間の経過や雨風の影響によって、早い段階から剥離が始まります。予防するにはどの下塗り材を使用するのか、下地に適しているものなのかを、しっかりと確認することが大切です。見積りを複数の業者に依頼する場合は、下塗り材についても聞いてみると良いでしょう。

塗料の下塗り不足

外壁塗装には塗料が欠かせませんが、正しい量と適した塗装方法が決まっています。下塗り材だけではなく、全ての塗料に細かいルールが設定されています。例えば、水の割合だったり、ローラーや刷毛、スプレーなどの道具によって1回に必要な塗料の量や塗る回数が異なってきたり、適切な量を調整しながら塗る必要があるのです。また、湿度や気温などによっても適切な量は変わってきます。メーカーが定めている塗料の量や、正しい下塗り方法が守られていない場合は、均一に仕上げることができなくなります。そのため、場所によってはムラとなってしまいますし、剥がれの原因にもなってしまいます。

下地処理不足

下塗り材を使用することで、塗料を定着させることができます。ですが、ただ下塗り材を塗ればいいのではなく、塗装面の汚れを落とす作業が重要です。例えば、外壁や屋根に付着したホコリやカビを除去せずに塗装を行なうと、塗料の十分な効果が得られません。また、ひび割れ部分も補修する必要があります。上から塗料を塗ればひび割れをカバーできますが、中は劣化した状態のままなのですぐに剥がれてしまいます。そのため、外壁塗装の作業において下地処理はとても重要となる作業なのです。下地処理には様々なものがあり、それぞれに適したコツやルールがあるので、質の低い業者や職人にまかせてしまうと施工不良が起きかねません。

下地処理とメイクの共通点基礎

例えば、メイクが崩れないようにするには、洗顔で汚れを落として化粧品で肌を整えた後に、メイクをします。外壁塗装も同じように、ベースをきちんと作る過程が重要となるのです。下地処理を怠ってしまうと、わずか2~3年ほどで塗装が剥がれてしまったり、汚れが目立ってきたりするリスクが高まります。

下地処理の主な流れ

作業の工程

全ての施工が完了した後に下地処理ができているかチェックしたくても、塗装された状態では確認が難しくなります。素人だけではなく、プロでも見抜くのが困難だと言われています。業者に全て任せるのではなく、依頼する側も下地処理についての知識を身につけましょう。工程を事前に把握することで手抜き工事を防ぐことができますし、業者とのやり取りもスムーズにできるでしょう。基本的な知識があるかないかで、後悔のない外壁塗装に仕上がるかが左右されるのです。

外壁を良い状態で長持ちさせるコツ

マイホームを建てて10年経過した頃が、外壁塗装する目安と言われています。定期的に行なう必要がありますが、少しでも長持ちさせたい人がほとんどでしょう。ひび割れや塗膜の剥がれなどが起こる前に、施工をするのがポイントになります。

耐久性の高い塗料を使用する

外壁塗装で使われている塗料は、種類によって価格や耐久年数などが変わります。料金だけではなく、耐久性にも関わってきます。やはり値段の高いものは耐久性に優れていますが、まとまった費用が必要になるというデメリットがあります。コストを抑えたい人は少なくありません。ですが、安い塗料を使用しても、トータルで考えると最終的に高くなる可能性があります。耐久性がなくなることで早めに塗り替えをしないといけませんし、手間もかかります。グレードが高い塗料の中には、耐久年数が20年になるものも存在するので、塗り替える期間も長くなります。将来のことを考えると、料金が高くても耐久性のある塗料を選ぶ方が良いと言えるでしょう。なお、現在は20年超の耐久性を誇る塗料は存在しません。

塗料の種類

出典:「外壁塗装で使用する塗装の種類別特徴」 (TEPPEKI 外壁塗装の優良業者が見つかる)
「塗装の種類と見積もり例」 (後悔しない、外壁塗装!)
「塗料の選び方」 (外壁塗装センター)

塗りの回数を増やす

青いペンキ

外壁塗装で強い壁を作ることができますが、塗る回数を増やすことでより強化できます。基本となる流れは、下塗り後に、中途塗りと上塗りで仕上げる方法になります。ですが、希望する模様や仕上がり具合によって回数は変わってきます。塗膜を厚くする目的で上塗りを3回にする人もいれば、下塗りを2回にする人もいます。ダメージに強い壁を求めている人は、塗りの回数を増やすといいでしょう。実際にコスパの高い塗料は、4~5回塗ることが主流となっています。

家の立地条件に合わせて塗装する

黄色い一軒家

建物は常に太陽や雨風の影響を受けています。その中でも一番大きな影響を受ける屋根は劣化しやすい部分です。また、外壁も北側や南側によって劣化の症状が異なってきます。太陽が辺りにくい北側はカビやコケが発生しやすく、南側は太陽が当たりやすいので劣化が早くなります。屋根と外壁は別々に塗り替えをするのではなく、同時に行なうのが基本となっています。フッ素の塗料や、遮熱・断熱塗料など、場所によって塗料の使い分けが必要となります。